成人矯正:大人の矯正装置

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大人の矯正装置

大人の歯並び矯正歯科治療ではほとんどの場合、ブラケットという器具を歯に接着して歯を動かします。
基本的に月に1回の通院で、ワイヤーの調整、交換やゴムの交換などをいたします。
ワイヤーを少しずつ太くしていくことで、歯に無理な力をかけずに並べる事が出来ます。

大人の矯正歯科装置

大人の矯正歯科装置は大きく分けて、3つの装置からなります。

①バンド
奥歯にはめる装置です。使用しない場合もあります。
②ブラケット

歯に接着する器具の事です。
金属のものやセラミック、プラスティックのものなど様々な種類のものがあります。
③ワイヤー
形状記憶合金やステンレスのワイヤーがあります。

ナンスのホールディングアーチ、パラタルナンス

ナンスのホールディングアーチ、パラタルナンスナンスのホールディングアーチ、パラタルナンス

ブラケット装置と併用して使用します。
奥歯が前に移動しないようにするための装置です。

その他の矯正装置

マウスピース型カスタムメイド矯正装置「クリアアライナー(※)インビザライン(※)」

クリアアライナー、インビザライン

ブラケットを使用しない矯正歯科治療の装置です。軽度の症例の治療に限られます。

リンガル矯正(※)、舌側矯正

リンガル矯正、舌側矯正

ブラケットを全て歯の裏側に付けて、歯並び矯正をする方法です。見た目は良いですが、症例が限られます。
また、通常の見える矯正治療に比べて費用がかかります 。

各装置おおまかな特長

  見た目 異物感 治療期間 適応症例 費用
金属のブラケット
透明なブラケット
マウスピース型矯正装置
(インビザライン※)
(クリアアライナー※)
リンガル(※)、舌側矯正

ブラケット装置はどんな歯並びにも対応できます。審美ブラケットもありますので、それほど目立ちません。
軽度の症例であればマウスピース型矯正装置(クリアアライナー※)で治療することも可能です。自分で取り外しが出来、見た目も良いです。ただ、ブラケット装置に比べると治療期間は長くなります。
見た目を最重要視するのならば舌側矯正なります。ただ、舌側矯正は舌感の悪さと費用がネックです。

このように各装置にはそれぞれメリット、デメリットがあります。
ご自身の歯並びの状態や治療の難易度、治療に際して何を重視するのかを考え、最適な装置を選択することが大切です。



※1マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていない未承認医薬品です。
※2マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、米国アライン・テクノロジー社の製品であり、インビザライン・ジャパン株式会社を介して入手しています。
マウスピース型矯正装置(クリアライナー)は、ASO社の製品であり、ASO Internationalを介して入手しています。
※3国内にもマウスピース型矯正装置として医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けているものは複数存在します。
※4マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、1998年にFDA(米国食品医薬品局)により医療機器として承認を受けております。
※5マウスピース型矯正装置(インビザライン) (クリアライナー)は、完成物薬機法対象外の歯科矯正装置であり、承認薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。